細胞培養機向け卓上型小型恒温装置、アイソレータ用グローブ・スリーブ開発・事業化

「山口大学を代表とするグループが共同開発した医療機器が事業化」

山口大学医学部坂井田教授を代表とするグループが、やまぐち産業戦略研究開発等補助金による開発テーマである「肝臓再生療法の開発・実用化及びロボット細胞培養システム等の高機能化」のうち、「細胞培養機向け卓上型小型恒温装置」及び「アイソレータ用グローブ、スリーブ」が開発・事業化されました。

【開発の概要】
山口大学の医学専攻消化器内科講座及び肝臓再生基盤学講座坂井田教授による「骨髄細胞を用いた肝臓再生療法」の研究が進められる中で、研究や治療を支援するための細胞培養システム等の高機能化に資する機器等の開発・事業化を目指したもので、今回は、共同開発された小型恒温装置及びアイソレータ用グローブ・スリーブを先行して事業化。
  • 細胞培養機向け卓上型小型恒温装置(株式会社ミヤハラ)
    細胞培養システム等の高機能化に資するものとして、アイソレータ内の除染に対応しながら、専用樹脂容器内にある培地の温度を最適に保つことができる、小型化されたアルミブロック恒温槽を開発。
  • アイソレータ用グローブ、スリーブ(三興化学工業株式会社)
    従来品に比べ、グローブのゴム弾性を維持(伸びやすい)しながら厚みを薄くすることで、アイソレータ内での操作性を高めるとともに、経年劣化による亀裂等を早期に発見できるよう改善し、スリーブについても、厚みを薄くし、動きやすい形状のものを開発。

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研究開発・事業化詳細について