技術移転支援(研究者向け)

 山口TLOは、山口大学と山口TLOとの「技術移転に係る包括委託契約」に基づき、特許のライセンスに関する一連の技術移転活動を山口大学の技術移転機関として大学研究推進機構と連携して行っております。山口大学の特許等をご利用の場合は、山口TLOを介して実施許諾契約を締結していただくことになります。

 技術移転活動の概ねの流れは、下図になります。山口TLOは、「川上から川下までの一貫支援体制」のもとに、ライセンシング活動だけでなく、幅広い産学連携活動を大学研究推進機構のスタッフと協力しながら実施しています。

技術移転の概要
技術移転の流れ

 特許等の実施許諾には、通常実施権の設定(複数企業にライセンス可能)、専用実施権の設定(特定の企業に独占的利用)、分野限定の独占的実施権の設定(基本技術を個別の製品分野等に限定し独占的な実施権を設定、分野別に複数企業へのライセンス可能)など、様々なケースがあります。知的財産の活用を進めるには、発明者から開示される情報が極めて重要となりますのでご協力をお願いします。

 特許等のロイヤルティには、実施契約の際に支払われる一時金、実施して売上が計上されたときに支払われるランニングロイヤルティとがあります。これらの特許等の実施に伴う収入は、大学が定めている配分基準に従って、発明者等に対する補償金として発明者へ配分されます。